貧血の食事療法

更新日時:2017-09-28 07:24:38

貧血の食事療法

貧血は、特に女性に多くみられます。何となくだるい、疲れがとれない、めまいが酷いなどといった症状は、貧血が原因となっている場合が多いのです。貧血は赤血球の中のヘモグロビンの低下によって起こります。そして女性の貧血の約7割程度が「鉄欠乏性貧血」であり、その要因は月経で毎月鉄分を喪ってしまうこと、そして無理なダイエットなどにより鉄分不足に陥る方が多いことがあげられるでしょう。

では、貧血を改善するためにはどういった食事療法を行えばいいのでしょうか? 鉄分が多くてヘルシーな野菜としてほうれん草や小松菜、海藻類を連想される方は多いかもしれませんが、野菜から摂取できる鉄分は非ヘム鉄です。吸収率の良いヘム鉄は肉や魚、内臓類(レバーやモツなど)に含まれます。そのため、ダイエットのために野菜ばかりを中心にした生活をしていると、必然的にヘム鉄の摂取量は少なくなります。

野菜に含まれる葉酸や、ビタミンB12は赤血球の材料となるものですので、悪性貧血の防止に役立っています。鉄欠乏性貧血とは違い、葉酸やビタミンB12は通常の食事をしていればあまり不足しないものです。悪性貧血になる可能性は、鉄欠乏性貧血よりも少ないですが、葉酸を豊富に必要とする妊娠期や、極端に偏った食生活をしているとリスクがあがります。ビタミンCにも造血作用があり、非ヘム鉄の吸収率を向上させますので、貧血の食事療法においては野菜・海藻類も摂取すべきです。

重要なのは、野菜だけではなく良質なたんぱく質もきちんと摂取する、バランスの取れた食生活を行うことです。インスタントやレトルトに頼りきりの生活はもちろんですが、菜食に偏りすぎてもよくありません。

多くの貧血は鉄欠乏性貧血ですが、まれに再生不良性貧血や溶血性貧血の可能性もあります。貧血が気になる方は、まずは医師に相談して自分の貧血がどういったタイプのものなのかをきちんと診断してもらいましょう。必要があれば、医師が鉄剤を処方してくれます。

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