貧血の食事療法

更新日時:2017-09-28 07:24:38

貧血の食事療法

貧血は、特に女性に多くみられます。何となくだるい、疲れがとれない、めまいが酷いなどといった症状は、貧血が原因となっている場合が多いのです。貧血は赤血球の中のヘモグロビンの低下によって起こります。そして女性の貧血の約7割程度が「鉄欠乏性貧血」であり、その要因は月経で毎月鉄分を喪ってしまうこと、そして無理なダイエットなどにより鉄分不足に陥る方が多いことがあげられるでしょう。

では、貧血を改善するためにはどういった食事療法を行えばいいのでしょうか? 鉄分が多くてヘルシーな野菜としてほうれん草や小松菜、海藻類を連想される方は多いかもしれませんが、野菜から摂取できる鉄分は非ヘム鉄です。吸収率の良いヘム鉄は肉や魚、内臓類(レバーやモツなど)に含まれます。そのため、ダイエットのために野菜ばかりを中心にした生活をしていると、必然的にヘム鉄の摂取量は少なくなります。

野菜に含まれる葉酸や、ビタミンB12は赤血球の材料となるものですので、悪性貧血の防止に役立っています。鉄欠乏性貧血とは違い、葉酸やビタミンB12は通常の食事をしていればあまり不足しないものです。悪性貧血になる可能性は、鉄欠乏性貧血よりも少ないですが、葉酸を豊富に必要とする妊娠期や、極端に偏った食生活をしているとリスクがあがります。ビタミンCにも造血作用があり、非ヘム鉄の吸収率を向上させますので、貧血の食事療法においては野菜・海藻類も摂取すべきです。

重要なのは、野菜だけではなく良質なたんぱく質もきちんと摂取する、バランスの取れた食生活を行うことです。インスタントやレトルトに頼りきりの生活はもちろんですが、菜食に偏りすぎてもよくありません。

多くの貧血は鉄欠乏性貧血ですが、まれに再生不良性貧血や溶血性貧血の可能性もあります。貧血が気になる方は、まずは医師に相談して自分の貧血がどういったタイプのものなのかをきちんと診断してもらいましょう。必要があれば、医師が鉄剤を処方してくれます。

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不整脈を食事で治療できるのか?

更新日時:2017-04-12 04:24:18

不整脈 治療 食事

急に動悸がする、脈が速くなったり飛んだりする不整脈。もしかすると食事で改善できるかもしれません。

不整脈は心臓の電気系統の異常

突然胸がどきどきしたり、脈が飛んだように感じたり……そんな経験はありませんか? そういった不整脈の症状は、実はごくありふれた症状なのです。中年期以降はほとんどの方に一日に数回の不整脈が現れるといいます。不整脈は心臓そのものの病気ではありません。心臓の筋肉を動かすための電気系統に異常が生じることで起こる病気です。心臓の上にある洞結節部位から流れる電気が、うまく心臓に伝わらなくなってしまうのです。

症状は大まかに3つに分かれます。脈拍早くなってしまう「頻脈」と、逆に脈拍が遅くなってしまう「徐脈」、そして脈が飛んだりリズムが乱れたりしてしまう「期外収縮」です。酷くなってしまった場合、頻脈なら内服薬やカテーテルアブレーションによる手術、徐脈の場合はペースメーカーの埋め込みなどで対処します。期外収縮に関しては、若い方でも時折起こるもので、あまりにも頻繁であったり、また失神などの症状が現れた場合は、危険な症状の可能性がありますので病院にかかりましょう。

その原因は加齢やストレス、ホルモン異常、病気を原因とするものなどがあげられます。多くの場合は直接的に命にかかわるものではありませんが、中には心筋梗塞や甲状腺異常、高血圧など、早急に病院にかかるべき病気が隠されている場合もありますので注意が必要です。いずれにしても、不整脈の根本的な要因は生活習慣に起因するものが多く、健康的な食生活によって治療・予防をすえることは可能です。

不整脈は自律神経を整えるのが効果的

不整脈の大きな要因として、ストレスがあげられます。精神的なストレスはもちろんですが、生活習慣の乱れによる肉体的なストレス、疲労なども原因となります。心臓の動きには交感神経が密接に関係しており、自律神経が乱れることで心臓にも影響が出てしまうのです。そのため、ストレスは生活習慣の負担が自律神経を介して不整脈に繋がってしまうことになります。

こういった自律神経を原因とする不整脈を予防するには、ストレス・疲労をため込まない規則正しい生活習慣を身に着ける必要があります。特に睡眠不足は心身に負担をかけますので、十分な睡眠時間を確保することが重要です。お酒の飲みすぎも、睡眠効率を下げてしまう上にアルコールが体に負担をかけるのでよくありません。ストレス解消に……とついついお酒をたくさん飲んでしまう方は、他のストレス解消法を見つけた方が良いでしょう。喫煙も血流が悪くなる作用がありますので避けた方がいいでしょう、適度にリラックスできる環境を整えることが重要です。

不整脈には自覚症状が薄く、自分では全く気付くことができないケースも多々あります。妙に息切れがするようになった、原因不明のめまいがするなど、身体の不調があるのでしたら、まずは病院で検査を受けてみることをおすすめいたします。

不整脈の食事治療に効果のある栄養素

では、食事療法で不整脈の治療を行うには、どんな栄養素を摂取するのが望ましいのでしょうか? 自律神経を整えてくれる作用のある栄養素、動脈硬化など血液の流れを阻害し、心臓に大きな負担をかける重篤な生活習慣病を予防できるような栄養素を摂取する必要があります。

まずビタミン類は必須といっていいでしょう。βカロテン(ビタミンA)、ビタミンEには自律神経を整える効果があります。またビタミンB群は神経を正常な状態に保ちます。ビタミンCには不安やストレスを和らげ、血液の流れを促進するなど強い抗酸化作用を持っています。またカルシウムにはイライラを抑える作用がありますので、ストレスに効果的な栄養素です。

また、特に期外収縮の不整脈に効くとされているのがマグネシウムです。乱れた心拍数のリズムを整えてくれる作用があります。またカリウムは細胞間の電気伝達に関わる栄養素ですので、欠乏しないようにしましょう。ビタミンだけではなくミネラルもバランスよくとることが大切です。しかし、マグネシウムとカリウムに関しては過剰摂取により腎臓病や不整脈の悪化を招きます。特にカリウムは様々な食品に豊富に含まれていますので、摂取しすぎにならないように注意しましょう。

不整脈に良い食べ物、悪い食べ物

不整脈の治療・予防をするにはバランスの良い食生活が重要です。前述したようなビタミン、ミネラルを偏ることなくバランスを考えて摂取しましょう。

ビタミンA・ビタミンCは緑黄色野菜に豊富に含まれています。ビタミンCは果物にも多く含有していますが、果糖の摂りすぎは逆効果になりますので注意が必要です。ビタミンB群は豚肉、レバー、卵、大豆などが豊富です。ビタミンEはナッツ類にゴマ、うなぎなどが豊富です。カルシウムは牛乳・乳製品、小魚、切り干し大根、海藻類などに豊富です。また、血行改善効果の高い食品として、青ネギ、玉ねぎ、にんにくなどがあげられます。ネギ類の場合は辛み成分に効果があります。玉ねぎなどは水にさらしてしまうと効果が抜けてしまいますので、あまり長時間水にさらさないようにしましょう。

逆に、なるべく食べない方がいい食べ物はどんなものでしょうか? まず、血流を悪くする動物性脂肪があげられます。こってりとした肉料理ばかりたべるのは避けた方がいいでしょう。青魚の脂肪には血流改善効果のあるDHA・EPAが含まれていますので、動物性脂肪を取るなら魚がおすすめです。

また、砂糖やカフェインも自律神経を乱す作用がありますので、摂取のし過ぎは厳禁です。糖分を使用する場合は、なるべく黒砂糖を使用し、コーヒーやお茶などカフェインの多い飲料は控えめにすることで、不整脈の治療・予防に役立ちます。塩分の摂りすぎも、高血圧の原因になりますので控えるようにしましょう。

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腎臓病の食事療法で大切なこと

更新日時:2017-04-10 00:32:54

腎臓病 食事療法

慢性の腎臓病には、腎機能を悪化させないための細やかな栄養の摂取制限を考えた食事療法が必要になります。

腎機能を維持する食事療法を

慢性の腎臓病になると、治療の過程でたんぱく質・塩分・カリウムの摂取制限を行うことになります。食事治療の制限方法は腎臓病のステージによって異なりますが、特にたんぱく質・塩分の制限は初期段階から気を付けなければなりません。病気のステージは糸球体濾過量(GFR)によってステージG1からステージG5まで5段階に分類されます。

食事療法においては、制限される食品は主にステージG3までと、ステージG4以降の大きく二分されます。たんぱく質の制限が必要なのは、たんぱく質を代謝し、処理する過程で老廃物である窒素代謝物ができるためです。弱った腎臓でこれを処理して排出することは大きな負担となってしまうために、たんぱく質の制限が必要になるのです。また、塩分の制限は最も重要なものです。塩分をとりすぎることで、ナトリウムの排出が上手く機能しなくなることによって、高血圧や浮腫といった症状を引き起こします。

慢性の腎臓病の治療はステージG1~G3よりも腎機能を悪化させないことが重要になります。進行度に編ませて推奨される制限量も違ってきますので、自宅での食事療法は必ず医師や栄養士の判断をあおいでください。とくにたんぱく質は不足しすぎても悪影響となりますので、必ず摂取適正量を守るようにしましょう。

塩分・たんぱく質制限とエネルギー管理

日本の食事には塩分が多いので<塩分の過剰摂取にはかなり気を遣わなければいけません。塩分は1日5~6g以下に抑えることが目安となります。ステージG3以降の場合は、1日6g未満3g以上を厳守します。調味料の使用量などもにも気を付ける必要がありますが、食品に含まれている分も考慮しなければあなりません。特に加工食品や外食では要注意です。インスタント麺などは1食で5~6gの塩分量がありますし、コンビニのお弁当も3~5gと、1日の半量から全量の塩分を摂取することになってしまいます。

また、たんぱく質の制限には、かなり注意が必要になります。たんぱく質は肉や魚、大豆などのイメージがありますが、実際には米やパンなど様々な食品に含まれているのです。しかし、たんぱく質自体は生きていく上で必要不可欠な栄養素ですので、あくまで適切な分量を守ることが大切です。特にステージG3以降は重要となり、標準体重1㎏当たり0.6~0.7gが目安となります。

たんぱく質制限をしすぎてしまうと、エネルギー不足に陥りやすくなります。エネルギー不足になると、身体は体内の筋肉などのたんぱく質を代謝に利用してしまいます。そのため、制限した意味がなくなってしまう上に、筋力の低下につながってしまいます。たんぱく質制限によるエネルギー不足は、たんぱく質を含まない糖分・油分で補います。摂取カロリーの目安は標準体重1kgあたり25~35kcalとなります。

食品のカリウム除去・水分の制限も

ステージG3以降は、医師の判断により、腎臓病の食事療法にカリウムの制限が加わります。カリウムはテージG3後半では2,000mg/日以下、G4~G5では1,500mg/日以下が摂取の目安となります。服用している薬によっても変わりますので、自己判断は厳禁です。

カリウムは野菜や果物に豊富に含まれています。肉や魚、豆類などタンパク質を含む食品にも含まれており、たんぱく質制限をしている時点で、ある程度までは除去できています。自分でカリウムの摂取を制限する場合は、カリウムが診ずに溶け出しやすい性質を利用し、加熱する野菜は熱を通す時に茹でこぼす、生で食べる食品は水にさらすなどをします。こうすることで、大体40~45%ほどのカリウムを除去することgはできます。果物は加熱や水さらしが難しいので、缶詰などを利用し、シロップなどは使用しないように注意しましょう。海藻類はカリウムが豊富なため、大量の摂取は避けましょう。

場合によっては水分量も摂取の制限が行われます。腎機能の低下が進行すると、摂取しすぎた水分の排出もうまくできなくなり、浮腫や尿量減少の原因となります。前日の尿量・不感蒸泄量などから適量を計算しますが、食品に含まれている水分も考えて摂取する水分量を決めなければいけません。水分制限をしすぎると、血液量が減ることにより更なる腎機能の低下を引き起こしますので、石とよく相談したうえで適量を守りましょう。

糖尿病性腎症における食事療法

最近では、糖尿病から腎不全へと至るケースが非常に増ているそうです。高血糖の状態が長期間持続するため、腎機能が低下してしまいます。糖尿病性腎症の場合は、原則として糖尿病の食事療法を行い、高血圧や浮腫など腎臓病の症状に合わせて塩分制限などを行います。糖尿病性腎症は現在日本では、人工透析に至る腎臓病の原因のトップであり、決して他人事ではありません。

ステージが進行してしまった場合は、医師の判断によってそれにたんぱく質制限も加えていきます。通常の腎臓病ではたんぱく質制限によるエネルギー不足を、糖質・脂質の摂取で補いますが、糖尿病性腎症の場合はそれにプラスしてカロリー制限も行います。目安は標準体重1kgあたり25~30kcalです。

カロリー制限は行いますが、糖尿病が原因となっていても、基本的にエネルギー不足が腎臓病の悪化を促進してしまうことに変わりはありません。エネルギー不足による症状の悪化が懸念される場合は、エネルギーの摂取を優先し、インシュリンや内服薬によって血糖値の管理を行います。カロリーを制限しつつエネルギーをしっかりと摂取するという相反する治療を行うため、食事療法は非常に複雑なものとなります。自己判断をせず、必ずかかりつけの病院で栄養士に食事の管理についてしっかりと指導を受けるようにしましょう。

痛風治療の基本は食事療法

更新日時:2017-04-05 04:23:47

痛風 食事療法

『風が吹くだけでも痛い』とされる「痛風」の辛い症状。治療には食事療法が有効ですが、具体的に歯どういった点に気を付ければよいのでしょうか?

高尿酸血症・痛風の原因と治療

体血清尿酸値が7.0mg/dlを越えて高くなると、高尿酸血症と呼ばれる状態いなっています。高尿酸血症と痛風は厳密には別のものですが、高尿酸血症になると合併症として痛風を起こす確率が高くなります。血液中に溶けきらない尿酸が結晶化して、足の親指の関節などに付着して、腫れや激痛を伴うようになった症状が痛風なのです。

痛風は悪化すれば歩くことすらできないほどになります。アルコールや高カロリーの食事が原因となるため、かつては「贅沢病」と呼ばれていた痛風ですが、最近では食生活の欧米化が進み、また昔とは違い肉類の方が安価に購入できることもあいまって、贅沢な生活をしていなくても珍しくない病気となりつつあります。30~50代の男性に多く、女性もホルモンバランスが崩れる更年期以降に痛風になる方が多いようです。肥満やストレスも痛風の要因の一つです。

病院での治療は主に薬物療法になりますが、普段の食生活の改善が不可欠となります。痛風の原因となる食生活をあらため、過食を控え、栄養バランスに富んだ、低カロリー高たんぱくの食事治療で痛風を改善することが可能です。また、水分をたくさん摂取することで、尿酸が排泄されやすくなり、痛風の症状改善に役立ちます。目安は1日に2リットルです。一度に摂取するのではなく、こまめに回数を分けた摂取が望ましいでしょう。

プリン体とアルコールは痛風の原因に

痛風の食事療法に不可欠なのはプリン体の制限です。プリン体を多く含む食品、そしてアルコールを控えることは絶対条件といっても良いでしょう。食べ過ぎ・飲みすぎがつらい痛風発作に繋がってしまいます。日々食事療法を地道に続けることが重要なのです。

たとえば鉄分などの栄養が豊富なレバーは、プリン体もたっぷりですので注意が必要です。脂質の多い肉も避けるべきでしょう。低カロリー高たんぱくを目指すなら、血液サラサラ効果のあるDHA・EPAを含む青魚はよさそうに思えますが、カツオやイワシはプリン体が多めなのでご注意を。また。魚でも干物にするとプリン体も凝縮されてしまい、多くなりがちですので避けた方がいいでしょう。魚介ではほかにエビ類がプリン体の多い食品になります。

魚介や肉などの煮汁はダシがとれて大変においしいものですが、実はこのうまみ成分がプリン体のかたまりのようなもの。とりすぎは厳禁です。アルコールは全般的によくありませんが、特にビールがプリン体を多く含んでいます。会社帰りに焼き鳥をつまみながらちょっと生ビールを一杯……なんて毎日を繰り返していると、痛風に一直線になってしまうかもしれません。

魚介や肉などの煮汁はダシがとれて大変においしいものですが、実はこのうまみ成分がプリン体のかたまりのようなもの。とりすぎは厳禁です。アルコールは全般的によくありませんが、特にビールがプリン体を多く含んでいます。会社帰りに焼き鳥をつまみながらちょっと生ビールを一杯……なんて毎日を繰り返していると、痛風に一直線になってしまうかもしれません。

アルカリ性食品で尿酸値を下げる

しかし、実はプリン体よりも気を付けるべきは肥満です。肥満は痛風のリスクを増加させてしまいます。予防面でも治療面でも、改善すべき課題です。また、ストレスのためすぎも尿酸値をあげてしまいます。

アルカリ性食品で尿酸を下げる

痛風にはストレスもかなり影響してしまいます。プリン体制限に神経質になりすぎるあまりに、ストレスをため込んでしまったら、結局その影響で尿酸が高くなり痛風発作を起こしてしまうかもしれません。厳格に制限ばかりするのではなく、総カロリー量を減らして肥満を予防し、尿酸を下げる食品を適切に摂ることが重要になります。

尿酸値を下げるためには、アルカリ性の食品を摂取することが望ましいです。アルカリ性の食品として、海藻類・野菜類・きのこ・大豆・イモ・果物などがあげられます。ただし、イモ・果物に関しては糖質が多く、食べすぎは肥満に繋がります。また、果物の一部は薬との飲み合わせに適さない場合もあるので、石によく確認をしておいた方が良いでしょう。カロリーが少ない海藻類(わかめ・ひじきなど)はおすすめの食材です。また、ニンジンやゴボウなどの根菜は、食物繊維が豊富で満腹感を得やすいことから肥満防止の面でもおすすめできます。また、牛乳や乳製品、コーヒーは痛風予防に良いというデータがあります。ただし牛乳・乳製品はカロリーが高めですので、適量を心がけましょう。

食事制限はストレスなく行うことが大切ですので、プリン体は極端に高いものは避け、アルカリ性のものを中心に適度な摂取をすることが望ましいです。しかし、添加物の多い加工肉やジャンクフードに関しては、悪化させる要素しかありませんので、避けた方が良いでしょう。

薬と食事療法を組み合わせた治療

痛風発作はつらく苦しいものです。そして残念ながら一度痛風になってしまいますと、今の医療では基本的に完治することは望めません。適度な運動とカロリー制限を行い、食事療法と薬による治療を組み合わせながら、寛解を目指すのが現時点での最良の結果と言えるでしょう。

痛風の薬物治療は、基本的に尿酸値を下げる薬、そして痛風発作を予防する薬に分かれます。尿酸値を下げる薬は、尿酸を過剰に生産してしまうタイプの方は尿酸生成抑制剤を、尿酸排出が低下するタイプの方にヒア尿酸排出促進薬を使います。尿酸降下薬は初めのうちは痛風発作を悪化させることもありますので、鎮痛剤を一緒に処方し、最初は少ない量からはじめ、徐々に量を増やしていきます。痛風発作の前触れがある時は鎮痛剤を飲むことで症状を抑えられます。

食事療法は1日2日ですっきり改善するものではありません。時にはどうしても食べ飲みに付き合わなければならないこともあるかもしれません。もし「仮に痛風発作が起きてしまったら、自己判断で市販の鎮痛薬を使おうとはせずに、必ず医師に相談してください。基本的には痛みが落ち着いてから病院に行くことになります。どうしても痛みが耐えられず、病院にも行けない状況の時は、市販の薬では「ロキソニンS」が痛風の痛みに効果的です。アスピリン系の鎮痛薬は痛みを増長してしまいますので、絶対にの編まないようにしてください。基本的には、市販薬はその場しのぎでしかありませんので、動けるようになったらきちんと医師の判断で適切な治療を受けてください。

肝硬変を食事療法で改善する

更新日時:2017-04-03 00:35:54

肝臓病の代表格、肝硬変の食事療法は栄養バランスが焦点となります。

肝硬変治療と肝臓をいたわる食事

肝硬変になってしまったら、医師病による薬物療法はもちろんですが、日々の生活の中で差食事療法を実践していく必要があります。肝臓病は自覚症状が薄く、肝硬変も初期段階ではほとんど明確な症状は出てきません。明確な症状が出る前と症状が出て合併症などを引き起こしたり、引き起こすリスクが高まっている状態では、当然ながら対処も違ってきますので注意が必要です。

肝臓は元々、消化吸収した栄養素を貯蔵する、いわば「栄養倉庫」の役割を果たしている場所。更に胆汁の生産、有害物質の分解など、様々な機能を持っています。逆に言えば、それだけ様々な機能をもっている箇所が異変をおこしているわけですので、体にとっては大変な負担であることがよくわかりますよね。

では、肝硬変になってしまったらどうすればいいのでしょうか。肝硬変の食事療法の基本は、しっかりと適切な栄養管理を行った食事をとることです。栄養バランスが良いものを、なるべく多品目を摂取します。適正なエネルギー量を守り、肝臓機能が衰えることで栄養不足になりがちですので、1日3食きちんと食べることが重要です。アルコールは控え、塩分も摂りすぎないよう注意しましょう。腹8分目を目安とし、カロリーや脂肪の取りすぎて肝臓に負担をかけないよう調整します。

肝硬変の原因と症状を考える

肝硬変の原因となるのは、肝臓への長期にわたる負担です。負担となる原因には慢性的な肝臓への刺激・ストレスがあります。代表的な例を言うならば、肝炎ウィルスや、過度の飲酒、そして生活習慣による脂肪肝などがあげられます。アルコールによる肝硬変は、女性の方がなりやすいとされています。また、近年では脂肪肝を原因とする肝硬変が増えています。

元々肝臓自体は非常に再生力の強い臓器です。しかし一度肝硬変になってしまうと、完全な回復は見込めません。日ごろからアルコール量を制限し、塩分や脂肪を取りすぎず、適度な運動を心がけておくことで予防が可能です。ただし、肝硬変自体が自覚症状の薄い病気ですので、気づきづらいのが現状です。症状が出たころには、すでにだいぶ病気が進行してしまっています。症状が表に出てきた時には、まずは体のだるさ、疲れやすさを感じるようになりますので「最近疲れが取れないな」と感じたら一度検査を受けるべきかもしれません。

症状が進行すると、腹水がたまる、肝性脳症、食道静脈瘤、黄疸などの症状が起こります。食道静脈瘤は、破裂すると消化管出血を起こし、最悪出血死を起こすこともありますので非常に危険です。また、肝硬変から肝臓がんに至るケースもあります。

代償期と非代償期の栄養管理

では、肝硬変を食事療法で改善する具体的な方法はどんなものでしょうか。前述した多品目による栄養バランスと、カロリー、塩分の調整、アルコールの制限は必須です。しかし、具体的な食事療法の内容は、代償期と非代償期のどちらにあたるかによって変わってきます。

代償期は肝硬変の明確な症状が出る前の段階です。できるだけ禁酒を心がけるべきですが、食材に関する制限は特にありません。タンパク質とカロリーはしっかりと摂りましょう。もちろん、過剰に撮る必要はありませんが、標準体重を維持できるようにしておくべきです。肝臓の有害物質の分解機能が落ちているために食中毒になりやすくいので、肉・魚・卵の生食は避け、しっかりと火を通します。

非代償期は肝硬変の症状が出始めた後です。合併症などが起こった場合は、それに合わせた対処法が必要になります。腹水がある場合は、塩分量が1日3~7gになるように調節します。また、肝臓が栄養を退社する機能がおちているため、食事の間をあけすぎないことも重要です。食事(特にタンパク質)を何度かにわけるほか、足りない栄養を筋肉や脂肪から消費するようになってしまうので、筋肉の維持をできるように軽い運動を行います。夜と朝は魔が空きますので、寝る前に200kcal程度の夜食を摂ります。運動の種類や量、夜食については主治医とよく相談しましょう。

肝性脳症の食事治療

非代償期に起こりやすい深刻な合併症の一つとして、肝性脳症があります。肝機能の低下によって、意識障害、異常行動などの神経症状を引き起こします。軽度ではイライラや怒りっぽくなる程度の症状ですが、最悪、昏睡状態に陥ることもありますので、油断することはできません。原因は、肝機能が落ちたことによって体内の有害物質が分解されることなく蓄積されてしまい、神経毒であるアンモニアの血中濃度があがることによって起こります。

血中のアンモニア上昇を抑えるためには、アンモニアの原料となってしまうタンパク質を制限します。当然、必要なタンパク質が不足することになりますが、アミノ酸製剤や肝臓病専用のタンパク質制限用の特殊食品が必要になります。この点は主治医に確認を取りましょう。タンパク質の量の制限については専門家でも判断が難しいものですので、素人判断で制限を行うと、かえって栄養不足を招きかねません。タンパク質摂取の制限がない段階では、なるべく魚のタンパク質や大豆などの植物性タンパク質を摂取し、肉類の動物性タンパク質は避けるべきです。

また、肝性脳症の改善・予防に重要になるのは食物繊維です。食物繊維をとることで便秘が解消されて、アンモニアの発生を最低限に抑えることができるようになります。なるべく積極的に摂取しましょう。なお、野菜類は生で食べることができますが、抵抗力が弱っているので、よく洗って衛生的な状態で摂取しましょう。

生活習慣病の食事療法について考える

更新日時:2017-03-28 00:17:01

歳を重ねるごとに気になってくる様々な生活習慣病。改善への第一歩は食事療法にありました。

生活習慣病と食事療法、何を食べればいい…? 沖縄医師会編「命ぐすい …

http://www.okinawatimes.co.jp/

それではどのような食事療法が望ましいのでしょうか。これまで何度も“なんとかダイエット”と銘打ったものが出ては消えました。特定の一つの食材さえ食べれば(あるいは食べなければ)減量でき健康を維持できるということはあり得ないですが、 ...

千里の道も一歩からと言います。特に肥満は生活習慣病に直結しますから、ダイエットを……と考える方は多いですよね。しかし記事にもあります通り、結局「××だけ食べれば(××を食べなければ)OK」といったやり方ではうまくいかないのでしょう。最近はやっている糖質制限も、短期的に見れば絶大な効果をあげますが、長期間にわたって続けると心筋梗塞や脳卒中の危険性が高まるそうです。やはり、何かひとつだけ控えれば他は自由に食べていい、などといったダイエットは夢物語うでしかないのでしょう。生活習慣病には適切な栄養バランスを考えた食事療法に、無理のない運動療法を組み合わせるのがベストです。あれこれと楽をしようとせずに、面倒でも生活習慣を整えることが生活習慣病予防への近道なのですね。

生活習慣病の食事療法チェックポイント

生活習慣病には、肥満が原因になるものが多々あります。むしろほとんどが肥満と密接にかかわりあっていると言っても過言ではないでしょう。また肥満ではなくとも塩分過多による高血圧の症状や、カルシウム不足による骨粗鬆症のリスクなど、生活習慣病は多くの問題をはらんでいます。決して肥満じゃない方カロリーを削減。なるべく決まった時間に、3食きちんととることも重要です。これにくわえて適切な運動を心がけることで、生活習慣病のリスクを軽減することができます。たとえ肥満であってもにわか知識で信頼性の低いダイエットには手を出してはいけません。急に生活習慣を変えるのは難しいかもしれませんが、少しずつできるところから変えていくのがベストです。

生活習慣病の食事療法① BMIと標準体重

生活習慣病の食事療法において、血糖値・血圧・体脂肪などの管理が重要になってきます。生活習慣病の最大の原因である肥満の基準を調べるためには、BMIの計算が必要です。BMIは以下の計算式で算出できます。

BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

BMIを計算してみて25以上の数値だった場合は、肥満体型となります。では、健康的な体重は何キロくらいなのでしょうか? 以下の式で自分が目指すべき標準体重がわかります。

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

美容体重ではなく、あくまで健康的に暮らせる最適の体重が標準体重です。標準体重になるべく近づけることが目標となりますが、当然ながらとんかく急いで痩せればいいというわけでもありません。摂取カロリーは自分の「標準体重×25~30kcal」を目安にしましょう。標準体重が60㎏だとすると60×30=1800kcalが1日のカロリー上限の目安になります。

もちろんですが、いくらカロリーが低くても食事のバランスがとれていなければ意味がありません。ダイエットだからと野菜ばかり食べず、きちんとたんぱく質も取る必要があります。ただし、動物性油脂を摂取しすぎるとコルステロールが高く、中性脂肪の数値が上がってしまいます。肉よりは魚を中心に、肉を食べる場合は赤身や鶏ささみなどを選ぶと良いでしょう。もちろん、適切な運動を生活に取り入れることも重要です。

生活習慣病の食事療法② 和食生活で改善を

元々、日本で生活習慣病が増えたのは、食卓が脂っこい肉料理が中心の欧米化が増えたためと言われています。家庭でもハンバーグなどのこってりした肉のメインディッシュは人気ですし、ファストフードにいたっては濃い味付けで脂もたっぷりのコルステロールのかたまりです。コルステロールは肥満だけではなく、動脈硬化や心臓病の原因ともなりますので、注意が必要です。

和食は魚が中心であり、炭水化物、食物繊維やビタミン、たんぱく質などのバランスが良いため、欧米では健康食として人気が高いそうです。生活習慣の見直しとして、和食を積極的に取り入れると良いのではないでしょうか。青魚に含まれる不飽和脂肪酸には中性脂肪を下げる働きがあり、継続的に摂取することが望ましいとされています。動物性の油脂でも、魚由来のものはコルステロールを下げる働きをしてくれるのです。

しかし、和食で気を付けなければいけない点は、塩分の摂取量です。和食は塩分が多めになりやすい傾向にあります。塩分の摂りすぎは高血圧の原因になります。高血圧は脳卒中や心臓病を引き起こすリスクがたかまりますので、味付けは薄味を基本にするべきでしょう。

もちろん、和食だからと言って食べ過ぎていいわけでもありません。食事は基本腹八分目を意識して、食べすぎの予防をしましょう。

禁酒だけではない脂肪肝の食事療法

更新日時:2017-03-22 06:39:24

脂肪肝 食事療法

お酒を飲まない方も、肝臓の健康には気を付けなければならないようです

肝機能の軽度異常が続き心配 油断できない脂肪肝、食事療法を

http://www.fukuishimbun.co.jp/index.html

治療の基本は生活習慣の改善であり、食事・運動療法を行うなどして標準体重を目標に体重をコントロールし、糖尿病などの生活習慣病の治療により改善が期待できます。しかし、努力しても変化がない場合、一度肝臓専門医に受診し、他の ...

脂肪肝というと、どうしてもお酒の飲みすぎというイメージがあります。実際に、脂肪肝の原因はアルコールと肥満がかなりの割合を占めているのは事実です。しかし「お酒をほとんど飲まないから大丈夫」と考えていると、思わぬ罠があるようです。「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」は、メタボリックシンドロームの一種であるといえるでしょう。そう考えると、お酒を飲まなくても脂肪肝になるというのが身近な話に思えてきますよね。脂肪肝はアルコール摂取に関係なく、身近に起こり得る疾患です。しかも自覚症状がほとんどなく、健康診断で初めて発覚するケースも多々存在します。健康診断などを受ける環境にいない方も、自分が脂肪肝になっていないか気を付けておいた方が良いかもしれません。

脂肪肝の食事療法で重要なこととは?

ニュース記事でも触れられていましたが、脂肪肝を改善することでj食うようなのは、単純な食事療法だけに頼らない、適度な運動なども含めた生活習慣の改善です。アルコールによる肝臓の負担に効くとされているウコンなども、実はきちんと効果を証明されているわけではありません。「非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)」やウィルス性の肝炎を発症している場合、むしろウコンに含まれる鉄分によって鉄過剰となり、かえって肝臓に負担を強いることになります。安易にサプリメントや健康食品に頼ることなく、適切な食事と運動を心がけるのが、脂肪肝改善への近道です。もちろん、アルコールが原因の場合はきちんと控えるようにしましょう。少なくとも週に2日は休肝日が必要です。

脂肪肝に痩せるための食事療法は無意味?

脂肪肝は肥満が原因となりますので、単純にダイエットをすればいいように思います。しかしここで、ビタミンやミネラルに偏った食事をとるのは問題です。極端な菜食をすれば確かに痩せるかもしれませんが、脂肪肝に関して言えば逆効果になります。女性の間で流行っている生ジュースによるファスティングなどのプチ断食は、かえって脂肪肝を悪化させてしまうかもしれません。

しかし、ダイエットが全く無意味なわけでもありません。糖質・脂質を減らすことは、脂肪肝改善には重要です。ビタミン・ミネラルも豊富に必要になります。意外に忘れがちなのがたんぱく質です。ダイエット中でもたんぱく質は重要になります。肉・魚などもきちんと食べましょう。全体の量を減らし、品目を多く食べるのがポイントです。糖質や脂質の多いパンや果物は避けましょう。

また、運動を組み合わせることも重要になりますが、激しい運動をしてしまうと、体に負担をかけてしまいます。しかも、肝臓にたまった中性脂肪は、急激な運動をしてもなかなか消費はされません。ゆっくりと時間をかけて、無理のない有酸素運動を行うことで、中性脂肪を効率よく消費することができます。少なくとも週に3日以上、1回30分程度の運動を生活に取り入れましょう。筋肉は肝臓が弱った時に、肝臓の代わりに代謝を助ける機能があるため、運動不足に陥らないように注意が必要です。

脂肪肝の食事療法に取り入れたい食材

脂肪肝を改善するには、現代の日本人には不足しがちな魚類、食物繊維をたくさん摂取することです。特にイワシやアジなどの青魚に多く含まれるオメガ3不飽和脂肪酸は、人体ではほとんど生成することができない必須脂肪酸です。EPA・DHAは血中中性脂肪の数値を下げる効果が高いということで、近年注目を集めています。塩分はむくみの原因となるために控えましょう。

ビタミン類では、特に抗酸化作用の強いビタミンA・C・Eを摂取しましょう。肝臓で発生しやすい活性酸素を除去してくれる効果があります。ビタミンAはレバーに、ビタミンCは緑黄色野菜に、ビタミンEはゴマやナッツに多く含まれます。野菜やナッツには食物繊維も大量に含まれているので、一石二鳥ですね。また、緑茶に含まれるカテキンにも活性酸素除去の効果がありますので、お食事と合わせて飲むと良いでしょう。

食べる順番にも気を付ける必要があります。野菜⇒主菜(肉・魚などのたんぱく質)⇒主食(炭水化物)の順で食べることで、急激な血中血糖値の上昇を防ぐことができます。糖尿病の予防にも有効です。1食だけのドカ食いなどを改め、3食の食べる量を一定に保つことで、肝臓の負担を軽減することができます。特に夕飯を多めに食べてしまうと、寝ている間に肝臓に中性脂肪がたまりやすくなってしまいますので、注意が必要です。

ハゲを食事療法で克服する

更新日時:2017-03-17 01:47:27

ハゲは遺伝だとよく言いますが、食事療法で改善できるのでしょうか?

ハゲになってしまうNG習慣とは? 日々の生活を見直して脱ハゲしよう!

http://news.ameba.jp/

もちろん遺伝的な要素もあるとは思いますが、こういった食事や生活習慣をしていると薄毛になるリスクが高まるといったことがあったらお聞かせください。 ... 食事療法や生活習慣も大事です、まずストレスをためないで運動も行ってください。 ...

祖父も父親もハゲていたから、自分も将来ハゲるに違いない……。何だか最近抜け毛が多くなった。頭皮の肌色が見えはじめた……。と迫りくるハゲの恐怖におびえている男性は多いですよね。「ハゲは優性遺伝、隔世遺伝する」などといったこともまことしやかに叫ばれ、世間の認識は「ハゲ=遺伝のせい」というイメージがついています。だけど、こちらのニュースを見る限りでは、ハゲは遺伝だけの問題ではなく、生活習慣なども含めての問題のようですので、遺伝だからと諦めたり嘆いたりするよりは、しっかりとできる対策をとった方がよさそうですね。逆に言えば「遺伝から考えると俺は安心!」と思って油断していたらハゲてしまうかもしれませんので、注意しなければなりませんね。

ハゲを遺伝と諦めない!食事療法は有効!

男性特有の薄毛、いわゆるAGA以外にも、ストレスなどでも髪の毛は抜けます。こちらのニュース記事に書かれているように、シャンプーに気を使ったり、食事療法を取り入れることで、ハゲの予防と対策をとることができそうです。専門のクリニックまでできている現状ですから、いつかはハゲを医療技術によって完全に克服できる時代がくるかもしれませんね。しかし、それはまだまだ先の話です。AGAや薄毛専門のクリニックは効果が高いのかもしれませんが、やはりできれば専門機関のお世話になることなく自分で頭皮環境を整えるのが得策でy。男性の方は特に、食生活がお弁当・お惣菜や外食に頼りがちであったり、脂っこい高カロリーの食事が好みであったりしますが、実はこれがハゲ対策としてはNG!栄養バランスのとれた食事に変えるだけでも、頭皮や髪の毛が健康になっていきます。普段の生活を見直すことで、ハゲてしまう確率はぐっと減るでしょう。

ハゲの食事療法に必要な栄養素

遺伝的要素が薄くても、ストレスや栄養の偏りによる頭皮環境の悪化が、ハゲに直結してしまいます。ハゲの治療・予防に必要なのは「健康な髪の毛を生やす栄養素」と「頭皮環境を整える栄養素」です。前者は髪の毛の原料となる「たんぱく質(必須アミノ酸必須アミノ酸)」、髪の毛を生み出すサポート成分であるミネラル、特に「亜鉛」が重要になります。たんぱく質は動物性たんぱく質、植物性たんぱく質のどちらかに偏ることなく、バランスのとれた摂取をする必要があります。また、亜鉛は元々日本人男性には不足しがちな栄養素ですので気を付けて摂取するようにした方が良いでしょう。

次に頭皮環境を整える成分。こちらは主にビタミンとなります。コラーゲンの生成を助けて血管や頭皮の環境を改善・丈夫にしてくれるビタミンCは、抗ストレスホルモンの分泌も促すためにストレスからの抜け毛にも有効です。ビタミンA、ビタミンEは血行を促進し、ビタミンB群は新陳代謝を活発化させます。ビタミンをしっかり摂取することで、抜け毛を予防できるのです。

また大豆に含まれているイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをする成分で、男性ホルモンを抑制する効果があります。男性ホルモンの分泌を減らすことで、AGAの原因を抑制します。

ハゲの食事療法におすすめのメニュー

ハゲ予防・今気になる薄毛を改善するための食事療法は、髪に効く成分と頭皮に効く成分をどちらもしっかりと摂取することです。大豆や鶏肉、レバー、乳製品や、緑黄色野菜、海藻やフルーツなど、たんぱく質・ビタミン・ミネラルのすべてをきちんと揃っていることが重要になります。

特に海藻は昔から髪にいいと言われているだけあり、髪にハリやコシを与えるミネラルが豊富に含まれています。大豆製品であるお豆腐と合わせてお味噌汁を作ると効率よく利用がとれますね。

元から摂取量が少ないとされている亜鉛は、アーモンドを摂取することで同時にビタミンEも摂取することができます。目安は手のひらに軽く1杯ほど。小腹がすいた時のおやつなどに最適です。

しかし、せっかくバランスが良い食事でも、糖分の多い食事をすると、食事の消化にビタミンやミネラルを消費するので台無しになってしまいます。お酒も飲みすぎるとアルコール分解栄養が回ってしまい、頭皮にまで栄養が届かなくなってしまいますので、ほどほどにしておきましょう。日本酒やビールなどは、糖質も高めです。高カロリー・高脂質食品も、食べすぎると血行を悪化させてAGAの原因を加速させてしまいます。幅広く栄養を摂取し、かつカロリーや嗜好品を抑えることはハゲの食事療法のポイントです。

がんの食事療法は根拠が足りない?

更新日時:2017-03-09 02:47:56

がんに効く食事療法に関する書籍は、本屋に行くとたくさん見つかりますが、信じて購入する前に科学的根拠について冷静に考える必要がありそうです。

がんに効く?食事療法の嘘(上)生活習慣を見直す…その効果は?

https://yomidr.yomiuri.co.jp/

多くの方は、これまでの自分の生活習慣を反省し、野菜中心にしたり、玄米食にしたり、ストレスがかからないように注意したりと、色々なことをしたりするかもしれません。 では、医学的に食事ががんに与える効果は実際どうなのでしょうか? ...

医療技術が進んで決して不治の病ではなくなった今も、がんは現代日本人の死因の中でも大きなパーセンテージを占めています。また、がんは一度完治したように思えても、再発や転移が見つかることが多く、それがより不安感をあおるのでしょう。こちらのニュースにも指摘されていますが、「食事でがんが治る」とあおっている食事療法は非常に多く存在します。「抗がん剤治療と共に行うことで相乗効果が期待できる」と書かれていればまだ良心的な方で、正当な根拠を出さずに「抗がん剤治療はいらない」とバッサリ切り捨てている無責任な書籍も少なくないようです。確かに抗がん剤治療の副作用などが恐ろしいと感じるのは、仕方がないことでしょう。しかし、ひと昔前とは違い、副作用の軽減や対策も日々進化しています。普遍的に導入されている治療は、それだけ実績のある信頼性の高い治療だということを忘れないようにしたいですね。

がんの食事療法はどこまで信用できる?

がんの治療の最前線は日々進化し続けています。かつてはずっと入院が必要だった治療も、今は通院しながらの抗がん剤投与で済み、推奨される食事の内容はあっても厳密な制限はありません。抗がん剤にも点滴や飲み薬など様々な種類があり、個々の症状に合わせて選ばれます。副作用を可能な限り軽減・予防するケアも対応できるようになっているのです。しかし依然として「抗がん剤は強い副作用を持つ」といった恐怖心は根強く、そこにつけこんだ「代替医療」ビジネスが跋扈しています。がんの食事療法も、調べればたくさん出てきます。中にはこれから効果が実証されていくものもあるかもしれません。しかし、たとえ医師が提唱している治療法だったとしても、その医師ががんの専門医とは限らないことは頭の隅においておくべきでしょう。ましてや医師免許すらもっていない自称専門家の提唱する食事療法は、効果に期待はできません。

がんの食事療法は化学療法と同時に

がんの食事療法のすべてがすべて、効果がないとは言い切れません。実証するだけのエピデンスがないというのが問題でなのです。この先検証が進めば、効果的治療法として広く取り入れられる日がくるかもしれません。ある程度権威的な学者や医師が提唱していても、それだけで信用できるとも言い切れないのが難しいところですね。実際、大量のビタミンCを投与する「メガビタミン療法」はノーベル賞を受賞している著名な学者ポーリングが提唱していましたが、実際には効果があるという確かな評価はないそうです。

大量の野菜・果物を取る、肉を控える、魚介類も一部を除き控える、塩蔵品は摂取しない、白米をやめて雑穀に……。この辺りは食事療法ではとく提唱されています。特に野菜は安全性の高いものを1.5リットル近くジュースにして摂取するという療法が取り上げられていますが、こういった負担や制限の多い食事療法を行うことで、かえってストレスになって病状を悪化させる可能性もあります。

いずれにしても「食事療法だけでがんが治る」というのは、現状では絵空事といっていいでしょう。健康的な食事を維持すること自体は、体力の低下を抑えてがんを快方に向かわせるかもしれません。本人の負担のない範囲で、従来の化学療法や放射線治療と組み合わせながら行うのがベストでしょう。

正しい意味でのがんの食事療法

先ほども述べました通り、がんに特効薬的な治療効果を求めることは無謀すぎますが、食事療法による体調管理としては効果が期待できるでしょう。がんは生活習慣病です。ビタミン・タンパク質・ミネラルのバランスが取れた良質な食生活は、がんの快癒・予防に一役買うことは間違いありません。がんに限らず、健康的な食生活をして悪いことなどありませんからね。

特定の食品やサプリメントも、あくまで医薬品ではなく『健康食品』であり、その効果については実証されているとは言えません。抗がん作用で有名になったアガリスクなどでは、通常量の5倍~10倍の量を与えたラット実験では、むしろ発がん作用が促進されてしまった結果が出たほどです。こちらは厚生労働省のホームページにお記載されている情報です。もちろん、ラット実験だけでは人体への有用性は証明できませんので、現時点ではアガリスクの抗がん作用については「科学的根拠は不明」のままです。抗がん作用が「期待できる」食品の多くがこれにあたります。

抗がん剤の副作用は、軽減の処置ができたとしても、全くなくなるわけではありません。個人差があり、やはり食欲不振や吐き気などをもよおす方はいます。そこで無理な食事をすると、ますます衰弱してがんの治療に影響がでてしまいますので、体調回復を最優先した食事をとることが重要です。食べ物の臭いに過剰に反応してしまうこともあり、そういった場合は味付けや食感などを変えることで食べられるようになることもあるそうです。がんにおける最大の食事療法は「食べられるものを、少しずつでもいいから食べて、がんと戦える体力を取り戻す」ことにあるのではないでしょうか?

うつ病は食事療法で治せるのか

更新日時:2017-03-07 01:06:09

薬に頼らないうつ病治療の道へと、一歩研究が進んだみたいですね。

健康的な食生活、うつ病に効果も

http://jp.wsj.com/

うつ病の治療に関する新たな研究で、興味深い結果が示された。健康的な食事がうつ病患者の助けになる可能性があるというのだ。 この研究は、栄養精神医学という新しい分野に属す。食事を変えることで、うつ病などの「気分障害」の治療を...

うつ病は心の風邪とはいいますが、風邪もきちんとバランスよく栄養を取らなければ治りませんし、治ってもまたすぐ風邪をひく弱い体になってしまいます。うつ病も、身体の風邪と同じように十分な栄養を取る必要があるのかもしれません。とはいっても、うつ病は誰にでもなりえる可能性があるものですが、風邪のようには簡単に直りません。ニュースでも指摘されていますが、多くのうつ病患者の方は『自力で食事管理をする』という行為が非常に難しいのです。家族や周囲のサポートが得られる状態ともかぎりません。その点も含めて、今後うつ病の食事療法の研究がどのような展開を迎えていくのか、とても興味深いニュースですね。ただでさえ、偏った食事ばかりとる環境というのは精神衛生にはよくないものです。栄養バランスに富んだ食事というのは、うつ病の治療効果についてはまだ決定的な根拠を得ていないにしても、うつ病の予防策としてはおおいに期待ができそうです。

うつ病の食事療法を実現するには

うつ病にはまだ確かな食事療法の手段は確立していませんが、実際に食事によってうつの治療に良い影響を与える食材などはわかっています。よくうつ病の原因は「セロトニンが不足している」とされますが、口から食べ物に含まれたセロトニンを摂取しても、脳内物質として作用するわけではありません。大切なのは、うつ病によって足りなくなった脳内物質を、体内で生産できるように整えなければなりません。特に必須アミノ酸のトリプトファンは、セロトニンの材料になるものでとても重要です。マグロの赤身、豚や鳥のレバー、卵やチーズ、豆腐などが、トリプトファンの豊富な食材です。もちろん、トリプトファンだけが重要なわけではありませんので、しっかりとバランスを考える必要があります。

うつ病の食事療法で押さえておくべき栄養素

うつ病を改善するには、自律神経を整える栄養素をきちんと摂取しなければなりません。先ほど紹介した必必須アミノ酸のトリプトファン以外にも、様々なビタミン、ミネラルが必要となります。また、低血糖になると心身の不調を訴えやすくなりますので要注意。低血糖というと糖分が必要なように思えますが、実際には甘いものはNG。血糖値の急激なアップダウンが引き金となりますので、なるべく砂糖をたっぷりつかった菓子などはとらないようにしましょう。

うつ病に効果的なビタミンは、ビタミンA、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、葉酸)です。ビタミンといえば野菜……ですが、このビタミンAとビタミンB群は、豊富に含まれている食材がレバーや豚肉になります。もちろん、野菜にも含まれていますが、タンパク質不足もうつ病を悪化させる要因になりますので、バランスよく取り入れましょう。主食は白米よりも、玄米や雑穀米を選ぶとビタミンB群を豊富に摂取できます。

ミネラルで必要になってくるのは、鉄分・亜鉛・カルシウムです。カルシウムがイライラを抑える効果があることは有名でしょう。鉄分は神経伝達物質の反応に関する成分ですので、欠乏すると心身の不調につながりやすくなります。女性に不足しやすくめまい、疲労感などの原因にもなりますので、鉄不足には注意したいところです。また。鉄分ほど気にかける方が少ないのですが、亜鉛不足もうつの引き金となります。こちらは男性に不足する方が多いそうです。亜鉛が不足すると血糖値の調整が上手くいかなくなり、低血糖症を起こすリスクが高まります。

うつ病食事療法としての地中海型食事

ニュースでも取りあげられていた「地中海型食事」は、具体的にどんなメニューなのでしょうか?地中海と言えばイタリアを想像される方が多いかと思います。イタリア料理は野菜や魚介が中心で、肉や乳製品に偏っていないのが特徴です。そのため、欧米では健康食とされています。

地中海型食事は魚介類・野菜に加え、果物、豆類、ナッツなどの木の実とオリーブオイル、少量の穀物で成っています。脂っこい加工肉や乳製品などはほとんどありません。そのため、心臓病や認知症の予防に良いとされてきました。この食事がうつ病にも効果が期待できるというわけです。確かに、うつ病の回復のために必須となる栄養素が、バランスよく含まれる食品が多いですね。食事療法には最適と言えます。

実は、この地中海型食事ですが、日本の伝統和食に通じるものがあります。魚が中心のメイン食材に、野菜の副菜、納豆や豆腐などの豆製品の小鉢、脂分もほとんど使いませんよね。実際、和食も欧米では健康食として扱われています。現代社会に生きていると、なかなか純和食だけで生活する機会はなく、手軽さで欧米風の食事をしがちになります。ここは日本人の心に立ち返って和食を生活に多めに取り入れたり、洋食がどうしてもやめられない方は地中海型の食事を取り入れましょう。うつ病の方の食事療法としてはもちろんですが、予防の観点から考えても有効です。

美肌にもなる寒天の食事療法

更新日時:2017-03-02 03:01:35

ダイエットのイメージが強い寒天ですが、アンチエイジングケアの面でも見逃せない高価が期待できるそうです。

寒天はダイエット効果だけじゃなかった!! 寒天の美肌効果をご存知ですか!?

https://dot.asahi.com/

しかも、専門家(横浜国立大学医学部教授の栃久保先生)の研究では、一般的な食事療法よりも、寒天を使った食事療法の方が肥満へのアプローチには効果的だったと発表されていますから、コレステロール値や血糖値が気になる方にこそ、 ...

寒天といえば、ダイエットに効果的な食品というイメージがありますよね。今ではダイエット食品の代表格といっても良いのではないでしょうか。食べることで満腹感得られるだけではなく、腸内での糖の吸収を穏やかにしてくれます。生活習慣病の予防にも最適なんですね。その上美肌にも良いとなると、ほとんど欠点が見つからないほどです。一時期は牛乳寒天ブームなどでもてはやされた寒天を、もう一度試して見るといいかもしれません。アガロペクチンは寒天独自の成分ですから、他の食べ物と代替することはできないのです。

寒天食事療法で健康的な体になる

寒天の健康効果については様々なものがあります。食事療法によって得られる効果について、わかりやすく、主な効果についてまとめてみました。

・血糖値・コレステロール値の低下

・肥満の改善

・便秘の解消

・美肌効果

この4点が主な効果になります。他にも抗がん作用などが期待されているそうですが、これについてはまだまだ研究段階の模様。肥満・高血糖値・高コルステロールの解消については、すでに様々なメディアでも紹介されており、実際に確かな効果が報告されています。元々、寒天は食物繊維の含有量が極端に多く、成分のほとんどが水溶性の食物繊維でできているといっても過言ではありません。その豊富な食物繊維が、健康効果に一役を買っていることは言うまでもないでしょう。

寒天食事療法でアンチエイジング

ダイエットや生活習慣病予防については、すでに様々な媒体で取り上げられていますので、美容効果について書いていきましょう。

主に水に溶かして固めて食することが多い寒天ですが、同じ溶かして固めるものでもゼラチンとは根本的に違うものになります。簡単に言えば、ゼラチンは動物性のコラーゲンから生成したタンパク質由来の凝固剤です。一方、寒天は植物からできた食物繊維由来の凝固剤で、カロリーはほぼありません。一見するとコラーゲンの方がお肌によさそうに思えますが、コラーゲンは経口摂取してもたんなるタンパク質としてしか分解されません。カロリーもそれなりにありますので、美容・ダイエット向きとは言えないでしょう。

寒天はその豊富な食物繊維で、排便を促す効果があります。便秘になると、老廃物が腸内から再吸収されてしまい、それがお肌のトラブルの原因になってしまいますが、寒天を食べることで腸内を綺麗にお掃除することができ、より多くの老廃物を体外に排出することができます。

また、ニュースサイトでも紹介されていた「アガロペクチン」は、しわ・たるみの原因になる、紫外線によるコラーゲンの破壊を抑制する作用があります。実際に40代~60代の方を対象に行った実験で、しわの減少や、大きなしわがちいさくなるなど、嬉しいアンチエイジング効果があることがわかりました。

具体的な寒天食事療法の例

では、寒天を実際の食事に取り入れていくにはどうすればよいのでしょうか。食べる時間帯で言うならば、夕食の15分くらいまでが最適となります。太る原因になりやすい夕食の直前に食べることで、夕食の食べすぎを防ぐことができるためです。そのままでは食べづらいので、少量の黒蜜やきなこと一緒に食べるのをおすすめします。少量でも腹持ちがいいため、食べすぎ防止だけではなく、お腹が減って間食をしてしまうことを抑止する効果も期待できるでしょう。

寒天は無味無臭のために、様々な食べ方のバリエーションを楽しむことができます。しかもゼラチンとは違い、熱湯でさっと溶け、常温でもすぐに固まってくれるので作り方も簡単です。寒天を使ったレシピで有名なところでは、煮溶かした寒天液を牛乳とフルーツなどで固めた牛乳かん、コーヒーなどにとかしたコーヒーかんなどがあります。また粉末寒天でしたら、熱い液体に溶かしてしまえばほとんど気になりませんので、粉寒天を熱いコーヒーやみそ汁などに溶かして飲むといった方法もあります。ただし、寒天は常温でも固まるため、早めにいただかないと固まってしまうので注意しましょう。

寒天そのものにはカロリーがほとんどないために、ダイエット中の方も量を気にせず食べることができる貴重な食材です。寒天食事療法を活用すれば、美肌とダイエット、生活習慣病の予防と、様々な効果をしっかりと実感することができますよ。

糖尿病の治療は、食事療法と運動が重要

更新日時:2017-02-23 03:57:12

専門医の方が糖尿病治療について書かれています。

専門医が勧める糖尿病の治療に有効な運動とは

http://newswitch.jp/

食事療法と聞くと、カロリーを抑えたさみしい食事を連想します。でも無理な摂食や我慢は長持ちしません。食事は毎日の生活の中で幸せな時間です。ルールを守り、おいしい食事を楽しみたいものです。運動も食事も自分の病態を理解し、継続 ...

ここ記事の中でおすすめされている糖尿病治療の方法は、運動と食事についてです。糖尿病の原因となり得るメタボリック症候群を予防・改善する為に、適切な運動の量、タイミング、方法について説明されています。空いた時間で手軽にできる、わりと少量の運動でも効果が期待できるようです。また食事についても同時に気を付けることの大切さについても説明されています。大事なのはこういったことを習慣化することだと思います。

糖尿病治療の手引き

まず大事なのは、病気を理解することです。糖尿病とは、血糖値が高くなる病気で、糖をうまく体に取り込めず、血液にあふれてしまう状態です。その原因はさまざまですが、運動不足やカロリーの過剰摂取による肥満が強く関係していると言われています。その為糖尿病の治療では、薬物投与以外に、肥満の原因となる生活習慣を改善することがポイントです。

食事療法

肥満を防止する為の食事は、けっして特別な内容ではありません。間食を避け、1日3食、バランスのとれた食事をとることが基本です。肥満体質になってしまう人に多くみられるのが、炭水化物の過剰摂取です。食事の内容に、米やパン、麺類が多く、野菜やその他おかずの量が少ないのです。他にも食事に時間をかけることも効果的と言われています。満腹感を感じるまでには時間がかかるようなので、ゆっくり時間をかけて食事を摂ることにより、過食の防止につながります。また食事だけでなく、飲み物にも気を付けなければいけません。甘い飲み物には多くの糖質が含まれています。いわゆるソフトドリンクや、ブラック以外のコーヒーは避けるべきです。そしてアルコール飲料にも糖質が多く含まれているものがあります。どうしてもアルコール飲料を飲む場合には、糖質の多いビールや日本酒、果実酒などを避け、糖質がほとんど含まれていない焼酎やウィスキーを飲むことをおすすすめします。

運動療法

運動をすることによって、糖を消費することができます。ジョギングをはじめとする有酸素運動は、主にその運動自体でエネルギーを消費することを目的としています。蓄えられたエネルギーを消費することによって、肥満の改善につながります。そしてスクワットやダンベルを使ったトレーニングなど、筋肉に負荷をかける運動の場合は、筋肉量の増加につながり、筋肉量が増加すると基礎代謝が上がるので、こちらも結果的に肥満になりづらくなります。どちらの運動方法も肥満改善に対して効果がありますが、例えば水泳であれば両方の運動を同時におこなうことが可能であり、肥満対策としてはかなり効率がいいようです。ただし、今まで運動習慣があまり無い場合、いきなり過度な運動をすることは怪我などの思わぬ体の不調の原因となってしまうことがあります。そうなってしまうと、身体を動かすことが難しくなってしまい、逆効果になってしまう恐れもあるので、最初は軽い運動から始めて、じょじょに強い運動へと変えていくことをおすすめします。

パソコン・スマホが身体に与える影響

更新日時:2014-05-21 10:04:12

現代で生活する我々にとって、仕事やプライベートで「パソコン・スマホ」を使わない日は、きっともってないと思います。この両方から受ける、身体への影響というのは「ブルーライト・電磁波」の両方をうけてしまうのです。

身体に受けると言っても、ほとんどの人は「目」だけだろうなんて思っているのではないでしょうか。そんな事は全くもってありません。身体への影響の始まりが視覚的に最初に目で見ているから、そう思うだけであって、身体全体に影響するんです。

パソコンで考えてみて下さい。たいていの人は仕事で使うとなると、デスクに座って作業したり、外で使う人ならひざの上で使うなどしているでしょう。このパソコン作業の時に、あなたの姿勢は正しい姿勢でいるでしょうか。足を組んだり、頬杖ついたりなど姿勢が悪くなる事を無意識でしていると思います。長時間そのように、姿勢がよくないと身体に良くないですよね。

そして、パソコン・スマホ両方とも電磁波が出ていますので、人間の身体にとってはあまり良くありません。しかも、就寝前までやっているなんて人は目からの情報で「脳」も疲れてしまいます。仕事・プライベートで使わないでいるのは、きっと無理なので、できるだけ姿勢などを良い状態でいるように心がけましょう。

自分でできる対策はしたほうが身体には優しいと思います。

栄養ドリンクが身体に与える影響

更新日時:2014-03-31 11:34:13

栄養ドリンクは疲労回復や滋養強壮、二日酔い防止作用など、様々なメリットがありますが、正しい飲用方法を守らないと健康に悪影響を及ぼすこともあります。栄養ドリンクには、様々な栄養が多く含まれていますが、同時に糖が多量に含まれています。

健康のために、と毎日常用すると、糖尿病になりやすくなってしまいます。

また、脳や体を覚醒させるためにカフェインも多く配合されており、カフェインには神経を興奮させる作用があるため、栄養ドリンクを飲むと眠気が解消され、脳も活性化されるので頭が冴えます。

しかし、カフェインを毎日多量に摂取すると、頭痛やめまい、耳鳴り、不眠といった症状が起こる可能性もあります。

また、アルコールも含まれており、カフェインやアルコールには依存性があるため、常用すると飲むことをやめられなくなったり、飲まずにいられないなどの症状に陥る場合もあります。

飲むだけで健康になれると思われがちですが、常用や過剰摂取は体によくないため止めましょう。

アルコールが与える影響

更新日時:2014-03-24 12:32:14

20歳になると解禁になるアルコールですが飲み会などの雰囲気が楽しくてついつい飲み過ぎてしまい、記憶を無くしたなんてこともあるかと思います。ですがお酒は適量程度なら薬にもなりますが、頻繁に深酒したり毎日飲み続けていると健康への影響がでてきます。

有名なのはアルコール依存症や肝臓障害で、肝臓は体内に入ったアルコールを分解する臓器なので飲酒により負担がかかり過ぎると、脂肪がたまる脂肪肝から肝炎になり、最後には肝硬変へと進行していきます。またお酒を飲むと食欲が増し食べ過ぎてしまい、肥満になったり中性脂肪が上昇して糖尿病にかかりやすくなりますし、女性の妊娠中の飲酒は胎児に異常がおこる場合があります。

他にも食道がん・脳卒中になる可能性なども指摘されていて、結果飲みすぎは体のほとんどに影響を与えます。それに自覚症状のないまま病気が進行してしまう事も多く危険です。

飲酒をされる方は健康に気を使い、週に2日は休肝日を作ったり翌日にお酒が残るほど飲まないなどを習慣にする努力をし賢く飲むことが必要です。また、定期健康診断も受けるようにしましょう。

喫煙が与える影響

更新日時:2014-03-17 09:56:22

タバコの煙の中には約4000種類の化学物質が含まれており、その化学物質は健康に悪影響を与えます。

血液中の悪玉コレステロールを増やしたり、血液を固まりやすくする作用があり、脳梗塞や狭心症、心筋梗塞、慢性気管支炎や肺気腫などさまざまな病気の原因になっており、約60種類の発がん物質が含まれています。

喫煙する人はしない人に比べて、肺がんや喉頭がん、口腔がん、肝臓がんなどのリスクを高めてしまうため、健康によくありません。妊娠中や子育て中の女性の喫煙や受動喫煙は、早産や流産、低出生体重児の可能性、乳幼児突然死症候群などが起こる確率も高まります。

タバコの煙には、直接吸い込まれる主流煙と、火のついた先端から発生する副流煙に分かれ、有害物質は副流煙の方が2倍かた4倍以上も多く含まれ、喫煙者の近くにいるだけで非喫煙者の健康も害してしまいます。

また、女性の美容の敵である、肌の荒れやしみ、しわを引き起こし、歯周疾患や口臭などの原因にもなります。

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